中央カイロプラクティック院堺 院長ブログ

よく相談いただく症状に関する解説や、日常生活の考え方などをつづったブログです。

ぎっくり腰

欧米では魔女の一撃と言われ、季節の変わり目や内臓の疲れが出るとぎっくり腰になりやすくなります。
かくいう私も、不摂生が続き2回もぎっくり腰を経験したことがあります。
その時は、全く体が動かせない状態が2日間も続き、恐ろしい体験をしました。
今回は、そんな恐ろしいぎっくり腰の原因と対処法を体の専門家がお伝えしていきます。
(読了時間:約4分)

西日本カイロプラクティック業協同組合理事
中央カイロプラクティック院堺院長
安田正典

Contents

ぎっくり腰とはどのようなものか

ぎっくり腰とは急性腰痛と言われ、不意の動作で体が動かせないぐらいの激痛が走ります。
よく重いものを持った時にぎっくり腰が発症すると思われますが、くしゃみや体を捻った時にも起こります。
ちなみに私は、
1回目のぎっくり腰は消しゴムを取ろうとした時、2回目はくしゃみをした時になりました・・・。
一言でぎっくり腰といっても、損傷部位はいくつもあって、それによって対処法が変わっていきます。
最近テレビや雑誌などで、
ぎっくり腰は安静ではなく「動いて治す」とか「温めて治す」逆に「冷やして治す」
と言われていますが損傷部位によってそれらの処置は大きく異なります。

ぎっくり腰の損傷部位

①椎間関節性のぎっくり腰

腰の骨を腰椎といって円柱状の骨が5つ並んでいます。
その腰椎と腰椎の間には関節があり、その関節を椎間関節と言います。
骨と骨の間にある椎間関節が不意の動作で炎症を起こし捻挫をした状態が椎間関節性のぎっくり腰です。

②仙腸関節性のぎっくり腰

骨盤の関節を仙腸関節と言いますが、そこに負荷がかかり、
炎症を起こした状態を仙腸関節性のぎっくり腰といいます。
仙腸関節性のぎっくり腰は2種類あって、
仙腸関節が離開して捻挫を起こした場合と、
仙腸関節がロックして動かなくなった場合が考えられます。
離解して捻挫している場合は、仙腸関節ベルトと言うコルセットが最適で足の捻挫をした時の包帯に匹敵します。
ロックして動かなくなってしまった場合は、カイロプラクティックで一瞬で改善します。
間違ってはいけないのが、この仙腸関節がロックしている場合のみ施術が有効になります。

③椎間板ヘルニア

腰椎と腰椎の間には椎間板と言われる軟骨があり、骨と骨との摩擦を避けるためにクッションの役割をしています。
その椎間板が外に飛び出し神経を圧迫すると、足に痛みや痺れが出て椎間板ヘルニアと言われる状態になります。
多くのぎっくり腰は2~3日で良くなることが多いですが、ヘルニアの場合はそれ以上に痛みが続くことがあります。

④ 筋筋膜性のギックリ腰

腰背筋の部分断裂や筋膜の損傷などでぎっくり腰が起こります。
損傷の程度で温めるか冷やすかが決まりますが、
ざっくり言うと、患部がズキズキして熱を持っているようなら冷やした方がいいと思います。

ぎっくり腰の対処法

はじめに書きましたがぎっくり腰の対処法は損傷部位によって様々です。
「安静にした方がいいか」「動いた方がいいか」という論争は今でもつきませんが、
私が考える 対処法をお伝えしていきます。

①安静それとも運動

ぎっくり腰を起こした当初激痛が走ります。
その激痛は脳に刻まれ、動くことが恐怖に感じます。
その恐怖を感じている間は、絶対に安静にしてください。
時間が経てばその恐怖が薄らいでいくので、少しずつ日常生活をしていくように心がけてください。
運動とは日常生活程度で結構です。
痛みや恐怖心がやわらがない場合は必ず専門家に相談してください。

 ③「冷やす」それとも「温める」

一般的なぎっくり腰は、腰に炎症が起こっているので冷やすことが有効です。
患部がズキズキしたり、熱を持っていたりする場合に行ってください。
冷やし方は ビニール袋に氷と水を入れ、患部を10分~15分冷やします。
それから30分~1時間 インターバルを置いて、再度冷やします(2~3回繰り返す)
ここで注意することは、保冷剤などは使わないでください。
保冷剤の温度はマイナス10度から16度のものが多く、それを皮膚に当てると凍傷を起こします。
必ず水と氷で冷やしてください。
まれに筋筋膜性のぎっくり腰は、温めると楽になるものがありますが、
よく分からない場合は専門家に相談しましょう。

③ コルセットをする

椎間関節性のぎっくり腰は腰椎コルセット、

仙腸関節性のぎっくり腰は、骨盤コルセットを使用すると早く完治することがあります。

④食生活

できるだけ消化の良いものを食べましょう。
内臓に負担がかかると治りが遅くなります。
私の場合は二日間おかゆで我慢しました・・・。

動けるようになったなら

普通のぎっくり腰なら2~3日ぐらいで痛みが緩和していきます。
その後におすすめするのが、骨盤の状態や腰椎の状態を専門家に診てもらいましょう。
よくぎっくり腰は癖になるといいますが、後の処置を怠ると本当に癖になっていきます。
予防のためにも一度専門家に診てもらいましょう。

ぎっくり腰の施術院中央カイロプラクティック院堺

投稿日:

中央カイロプラクティック院堺 安田

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