腰痛からくる足の痛み・しびれ
日頃から腰痛で悩んでいる方は多数おられ、全国で2800万人以上とも言われています。
なんと4人に1人が腰痛持ちです!
腰痛だけなら我慢しているが、「足の痛みやしびれが出てきて慌てて病院へ駆け込む」といった方、多くおられるのではないでしょうか?
今回は、腰痛と足のしびれの深い関係について身体の専門家がお伝えしていきます。
(読了時間:約4分)
西日本カイロプラクティック業協同組合理事
中央カイロプラクティック院堺院長
安田正典
Contents
しびれの種類
人の感覚とは千差万別で、しびれという言葉には色々な感覚が含まれています。
大まかには次の3つの種類があります。
感覚異常
皮膚の感覚が異常を起こすことで、足が「ジンジン」したり「チクチク」した感じが起こります。
「熱感」や「冷感」があるときもあり、皮膚を触ったり押したりすると痛みが出現することもあります。
感覚低下
触った感覚が感じにくくなったり、「冷たい」「熱い」といった感覚が低下することを言います。
運動麻痺
自分の意思で足を動かしにくくなったり、力が入りにくくなったりします。
足の痛みやしびれの原因は
腰の問題からくる足の痛みやしびれの原因は3つ考えられます。
①神経障害
腰から出ている神経は足に繋がっていて、その神経が圧迫されると痛みやしびれの原因になっていきます。
神経を圧迫するものは多数あり、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、
腰の骨が歪んだり変形したりして神経を圧迫することもあります。
筋肉が緊張して神経を圧迫することもあります。 特にお尻の筋肉( 梨状筋)が緊張して足に痛みやしびれを出すこともあります。
②血管障害
足の血管に動脈硬化や静脈瘤があると足に痛みやしびれが起こります。
歩くなどの運動をすると筋肉が疲労を起こします。その疲労を回復させるのは十分な酸素が必要です。
血管障害があると十分な酸素が筋肉に行き渡らず足に痛みやしびれをもたらします。
血管障害の場合は特徴的な症状があり、
特に歩いていると足に痛みやしびれが起こり、立ち止まって休憩すると痛みやしびれがなくなり普通に歩けます。
この時の休憩する姿勢は、腰を曲げないで直立不動でも痛みが緩和していくのが特徴的です。
③筋筋膜トリガーポイント
トリガーポイントとは筋肉が異常緊張した場合に起こり、その筋肉と違うところに関連痛が起こります
お尻の筋肉や太ももの裏の筋肉が緊張すると足に痛みやしびれが起こります。
足のしびれで困ったら
足のしびれや痛みが出るとまず整形外科を受診してください。
神経障害の状態はレントゲンでは映らないのでMRI検査、
血管障害の状態はエコー検査が有効です。
しびれがある場合は、足に限らず重篤な状態です。
体に現れるさまざまな症状は、段階があって疲労感やこりなどはまだ軽症ですが、
痛みを超えてしびれや感覚麻痺という状態にまで陥ると重症です。
しびれや麻痺の原因を突き止めることが重要です。
足のしびれや痛みでお困りの方は中央カイロプラクティック院堺
投稿日:
中央カイロプラクティック院堺 安田