尾てい骨の痛み
ソファーに座っていると尾てい骨が痛い、
動作の時に尾てい骨が痛い、
何もしなくても尾てい骨がズキズキ痛む。
そんな症状に悩まれていませんか?
自然に治るまで待ってはいるが、なかなか治らなかったら不安に感じますよね!
今回は体の専門家が尾てい骨の痛みについて 詳しく解説していきます。
(読了時間:3分)
西日本カイロプラクティック業協同組合理事
中央カイロプラクティック院堺院長
安田正典
Contents
尾てい骨とは
正式名称は尾骨と言います。 尾骨は背骨の一番下にあるので尾底骨と言われていると思います。
尾骨の形は人によって様々で、後ろに出ている人もいれば中に入り込んでいる人、左右に曲がっている人もいます。
お尻の割れ目を下に辿っていくと、尾骨を触れます。強く触ると痛みが出ることもあるので軽く触るようにしてください。
尾てい骨痛の原因
尾てい骨痛の原因は様々あり6つの原因が考えられます。
①内蔵からくる痛み
内臓からくる痛みの見分け方は、動作や姿勢によって痛みが軽くなったり、きつくなったりすることはありません。
基本的には何もしていなくても痛みがあり、特に排便時に焼け付くような痛みがあります。
内臓以外で重篤と考えられる原因は、仙骨や尾骨の腫瘍、 馬尾神経の腫瘍なども考えられます。
いずれにしても一度整形外科を受診してMRIや血液検査を受けてください。
異常がなければ、心配せずに生活ができます。
②尾骨骨折
尾骨を骨折する原因は、ほとんどが尻餅をつくことです。
スキーやスノボーでの転倒、 滑り台の着地に失敗した時などが原因で骨折する可能性があります。
特に女性は男性と比べて骨盤が広いのでよく骨折をしてしまいます。
一般的には打撲と骨折との違いの判断はつきません。整形外科でレントゲンを撮ってもらってください。
対処法
尾骨骨折は固定もできないので安静にするのが一番です。
痛みがきついときは氷のうで冷やし、痛みが少し引けば温めて血流を良くしましょう。
骨折の程度にもよりますが1〜2ヶ月はかかると思っていてください。
③悪姿勢からくる痛み
椅子やソファーで浅く座り、腰を丸くしていると尾骨に痛みが出てきます。
これは、尾骨の上の仙骨や腰椎の角度が悪くなり、尾骨に痛みが出てきます。
対処法
椅子やソファーはできるだけ深く座り、姿勢を良くしましょう。
腰のところにクッションなどを入れて、強制的に姿勢を良くするのもいいと思います。
痛みが強い場合は、カイロや整体などの専門機関に相談してください。
④妊娠中や産後からくる痛み
妊娠中や産後は、全身の関節が緩みやすい時期です。 特に骨盤が緩むと仙骨(尾骨)まで歪み尾骨痛の原因にもなります。
産後は、会陰切開の後遺症で尾骨が痛む場合があります。(その場合骨盤の矯正は絶対NG)
対処法
カイロや整体などで骨盤の矯正をし、骨盤ベルトで骨盤を締める ことをお勧めします。
会陰切開の後遺症の場合は、ドーナツクッションを利用したり、患部を温めて血流を良くしましょう。
⑤頭蓋骨の歪みからくる痛み
頭のてっぺんと尾骨は経絡でつながっていて頭蓋骨の歪みが出ると尾骨痛が出てきます。
対処法
カイロプラクティックやオステオパシーなどの手技を用いて、頭蓋骨の矯正を行いましょう。
⑥ストレスからくる痛み
ストレスから尾骨周辺の筋肉が緊張して尾骨の痛みを出します。
対処法
詳しくは後日公開しますが、感情解放を行いましょう。
具体的には、筋肉を動かす運動や大声を出す カラオケなどがおすすめです。
今回は尾てい骨の痛みについて原因と対処法を紹介しました。
病名がつくような疾患ではないですが、つらい痛みには変わりはないです。
尾てい骨の部分は場所が場所だけに病院へ行くのも億劫になります。
原因が当てはまれば 対処法も試してみてください。
投稿日:
中央カイロプラクティック院堺 安田