夜間頻尿と仙骨の歪み
夜間頻尿と言う言葉を耳にしたことがありますか?
夜間頻尿とは読んで字の如く、夜間におしっこの回数が増えることをいいます。
歳のせいだと諦めている方が多いと思いますが、そんなことありません。
仙骨の歪みをとると驚くほど改善することがあります。
仙骨の歪みがあると、夜間頻尿だけでなく、
男性では精力減退。女性では生理痛や産後の尿漏れ。痔や肛門周囲の痛み、冷え症など様々な症状が出てきます。
今回は、体の専門家が夜間頻尿と仙骨の歪みの関係をお伝えしていきます。
(読了時間:約3分)
西日本カイロプラクティック業協同組合理事
中央カイロプラクティック院堺院長
安田正典
Contents
仙骨とは
仙骨と言う骨はご存知ですか?
背骨の1番下にある大きな三角形をした骨で、骨盤体の中心にある骨です。
仙骨は体の中心に位置する大切な骨なので、この骨が歪むと背骨や骨盤、股関節の歪みが起こり、様々な症状が現れます。
仙骨から出ている神経は、骨盤内臓器(膀胱、前立腺、尿道、子宮、膣、外生殖器)にいきそれぞれの臓器を調整しています。
私が行うカイロプラクティック(アメリカの整体)では、仙骨のみを矯正するテクニックがあります。
ローガンベーシックと言うテクニックです。
これは仙骨の靭帯、仙結節靱帯というところを調整して、仙骨の歪みを取るテクニックです。
仙骨の歪みをとると、腰痛だけでなく、夜間頻尿、夜尿症、冷え性、痔や肛門周囲の痛み、男性では精力減退、女性では生理痛、産後の尿漏れなどの症状が緩和します。
ホームケア
仙骨の歪みは自分では治せませんが、骨盤周りの筋肉を鍛えることにより予防する事はできます。
一番効果がある筋肉は骨盤底筋という筋肉です。
骨盤底筋の位置は、読んで字の如く骨盤の底の部分の筋肉です。
この筋肉が緩むと仙骨の歪みが起こりやすいので、上記に記した症状が出てきます。
特に産後は、この筋肉が緩み様々な産後不全を起こします。
この筋肉を鍛えるために当院ではケーゲル体操を推奨しています。
ケーゲル体操
ケーゲル体操とは主に産後の方が行われる体操ですが、高齢者の方でも、男性の方でも行っても良い体操です。
特に夜間頻尿がある方は、骨盤底筋が緩んでいる可能性があるので頑張って行ってください。
やり方
膝を立てて地べたに座ります
坐骨と坐骨の間、恥骨と尾骨の間をしめて行きます(おしっこを我慢するやりかた)
これを20秒から30秒行います。
初めは20秒も続かないと思いますが、2週間もすると必ずできるようになります。諦めずに頑張ってください。
夜間頻尿と食事
夜間頻尿は、睡眠の質にも大きく関係があり、睡眠の質が悪いと尿の回数も増えていきます。
睡眠の質が悪くなる原因は多数ありますが、1番多いのが血糖値のバランスです。
糖尿病でなくても、血糖値のバランスが悪い方は日本人には多数おられます。
血糖値のバランスを改善するには、
①砂糖を減らす
②穀物を減らす
③運動して筋肉をつける。
④タンパク質を取る。
1日に必要な肉。魚の量は女性200グラムから250グラム、男性250グラムから300グラム
これぐらいは必要になってきます。
⑤食後のウォーキング
などがあげられます。
夜間頻尿でお悩みの方ぜひ試してみてください。
中央カイロプラクティック院堺
投稿日:
中央カイロプラクティック院堺 安田